愛犬に癒された8年! |
初代 ”ジュン” Mr.jun
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子供達が小学校に入り
建売の一軒家を購入した頃。
子供達の情操教育の一環として、
ゴールデンレトリバーを飼いたいと
ネットでブリーダーを探して、
遠方の街まで出かけ、生後2ヶ月目の
5匹の子犬のうちの1匹を譲り受けた。
我家の周りは山手で、
裏山には大きな公園もあったので
犬の散歩には不自由しない環境であった。
普段の散歩は、小学生の娘と、
中学に入ったばかりの息子の仕事であった。
私は、請負の仕事で単身赴任をしていたため、
隔週に一度くらいしか家に帰れない。
でもたまに帰った時は
この時とばかり、ボールや木の棒などで
目一杯遊んであげたつもりだ。
そんなこともあってか、
久しぶりに私が家に帰る日。
自宅に到着する数分前には
「ク~ン、ク~ン」と
甘え鳴きをしていたそうだ。
私の車の音を聞き分けられたのか?
不思議???
それから数年が経ち、
息子が高校に入って2kmほど先の駅まで
自転車で通うようになった。
家は小高い丘の上にあり、
家から300mほど先には
急で曲がりくねった狭い下りの坂道があった。
ある朝の出来事。
私とジュンが散歩から帰って
家に着く寸前にジュンが私を振り切って
猛然とダッシュ!
焦った私も何があったのかわからないまま、
ジュンのあとを追いかけた。
ジュンは一気に下り坂を駆け下りていった。
遅れて私が下り坂を降りると
坂のしたには、
息子の自転車がクシャクシャに
息子は顔面や手を擦りむいて
痛々しい状況。
車と接触しそうになり転倒したそうだが、
車はすでに立ち去った後で???
結局、自損事故となった、、、
人間には聞こえない音を聞き分けたのか、
家族の愛するジュンのお手柄に
息子はすぐに病院に行けたおかげで
大事には至らなかった。
ジュンがいなければ、
怪我をした息子に気づくことさえ
ままならなかったのではと。。。
それから4年ほどがたち、
ジュン8歳の誕生日が過ぎた4月の初め
今まで元気だったジュンの体調が変化。
相変わらず単身赴任の私に
家からの電話で「ジュンがおかしい」と。
犬猫病院に連れていったら、
「悪性のガンがあちこちに転移して
もう打つ手はない」と言われたそうだ。
「ガガ~~ン!!!」
私が次に帰れたのが5月の連休
家に着いた時
ジュンはうつ伏せになり
毛布に包まっていた。
食欲は全くなく、ここ2、3日は
水もほとんど飲んでいないと。
蚊の鳴くような、かすかな呼吸
さすがにその夜は娘と二人で
ジュンのそばでウトウトしていた。
翌早朝!!!
我が家の愛する「ジュン」が
8年の短かった命を終えて旅立ってしまった!
その日は家族全員で号泣、号泣、号泣。。。
次の日、ジュンを毛布にくるんで車の後部席に乗せ
火葬場へ、、、皆で最後の別れを惜しんだ。。。
この8年間の
ジュンとの思い出がが走馬灯のように蘇る。
子供達も最後の別れに
「もう2度と
こんなさみしい思いはイヤ!」っと
この悲しさはもう味わいたくない。
「ありがとう
そして、さようならジュン!!!」 >>> youtube